« 世界遺産が危ない | メイン | お寺にランチを食べに行く! »
2007年11月05日
食品廃棄物のリサイクル
![]()
連休の日曜日、テレビで興味ある番組が放映されていた。それは“食品廃棄物のリサイクル”というタイトルで2人の20代中頃の女性がコンビニから出る賞味期限切れの弁当を廃棄物専用保冷車に積んでリサイクルセンターに運び有機リサイクルとして活用しようというものだった。
リサイクルされたものは乾燥飼料(ハマミュール)として大きな養豚場に運ばれ豚の飼料として与えられている。そしてスーパーやデパ地下で食肉として売られたり、レストランで調理されていく過程までを2人が手伝いながら体験していくところまで取材されていた。
このリサイクルされた豚肉は柔らかく甘味があり、他の肉に比べ美味しさも格別であるということを伝えたかったようだ。幾分単価が高いが消費者はその美味しさに引かれて手に取るようだ。
農水省の調べでは2004年度に発生した食品関連事業者の廃棄物は1100万トン、そのうち食品小売業者が260万トンで内コンビニ業者がその1割を占める。外食産業にいたっては約310万トン、ファーストフード店からはその1割強が廃棄されているとしている。
2001年5月「食品廃棄物リサイクル法」施行され、年間の廃棄物量が100トン以上の企業を対象にその20%以上を再生利用させることを義務付けているようだ。
法に設定されていない、廃棄物量の50%を占める家庭系食品廃棄物のリサイクルは未だ進んでいない。生活様式の多様化から消費意識が大きく変わり鮮度志向より生産流通の段階で大量の食品が廃棄されている。いわゆる食べ残しである。それらを含めて食品リサイクル法は食品廃棄物の発生を抑制するとともに食品循環資源を有効活用することを目的に設定された。
ところで、賞味期限切れのコンビニ弁当を飼料にすることは良いことだが、あまりにも長期に渡る賞味期限切れの古いものや添加物の多いものを豚に与えることで豚の奇形の出産や死産の発生が危惧されている。
このことは、その豚肉を食べる人間にも影響することを忘れてはならない。そのためにも的確な選別を今一度お願いしたい。
参考資料:食品廃棄物リサイクルの実態と展望 エコロジートピックス 食と農を考える広場 より
Drの四方山日記(417)
投稿者 drnakashima : 2007年11月05日 18:54
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://a-beam.net/mt/mt-tb.cgi/318